君に捧げる愛
「実は―――…」
俺が喋ってる間、美紀はずっとうなずいて聞いてくれてた。何度も鼻を啜っているのに気づいて、涙を拭ってあげた。

辛いんだよな…
ごめんな…こんな話して…。

言い終わった後、少し沈黙が続いたが、

「ありがとう。話してくれて」と、美紀は涙を流しながら笑顔で言った。
< 115 / 159 >

この作品をシェア

pagetop