君に捧げる愛
そんな俺は断るとき、
「他に好きな人がいるから」
なんて言ってる。
これはあの子のことかな?
なんてな・・・。






その日の放課後、俺はまたあの野原に向かった。
今日はいるかな?
いたらちゃんと名前聞かなくちゃな!




すると、やっぱり彼女はいた。

「あっ・・・」
彼女は振り向いて俺に気付いた。
「昨日はありがとうございました・・・」
笑顔を見せて言った。
「いえいえ・・・」
俺はその笑顔にまた、ドキッとした。
本当にこれは恋なのかな?
「あの・・・」
また彼女は何か言いたそうに言った。
「なに?」
俺は優しい口調で聞いた。
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