君に捧げる愛
「あの・・・名前・・・なんて言うのですか?」
彼女は恥ずかしそうにして聞いてきた。
「お・・・俺?・・・つ・・・翼だよ」
俺まで緊張してつまりづまりに言った。
「翼くん?翼くんかぁ!!
かっこいい名前だね!あたしの名前は百合っていうんです!!」
やっと聞けた。君の名前は百合か・・・。
かわいい名前だね。
それにかっこいい名前だなんて・・・嬉しいよ。





「そうだっ!!明日も会えますか?」
昨日と違って今日の百合は元気だった。
「毎日来るよっ!!」
俺はテンション上がって言った。
こんなに上がったのははじめてかも・・・。
それにこれは本心だし。
毎日来て、百合に会いたい。
それは本当のことだよ。



「じゃあ、また・・・明日もこの時間に来てくださいね!!」
そしてまた、百合は帰っていった。




百合か・・・似合ってるよ。
百合・・・もっと近づきたいな。
これはもう恋だね。
初恋だ・・・。
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