君に捧げる愛
花見なんてしたことなかったけど...
美紀と一緒なら楽しそう。
そう思った。



桜が綺麗に咲いた公園に、日曜に行くことになった。お昼から行って、シートを広げて2人で座った。ちょうど桜の木が真上にあって、心地いい風が吹いていた。


「綺麗だね~」

俺は桜がまるで美紀のように綺麗で、ずっと美紀を見ていると、
美紀が俺が見つめていることに気付かれた。

「もう!!なんでずっとあたしのこと見てるの!!」
美紀は顔を真っ赤に染めて、俺を叩いた。



「ごめんって...」
美紀はバカとか言いながらも、抱きついてきた。
まるで子犬のようで可愛かった。


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