君に捧げる愛
楽器屋さんなんて入ったことねぇし、何も弾けねぇしなぁ...。



「いらっしゃいませー」
店員さんは笑顔で俺らを迎えてくれた。


「えーーっと...どれだっけなぁー...」

「ん??」

スタスタと楽譜を探す幹をただひたすら着いて行く。
何を探してるのかすらわからねぇからな。


「あっ!!あった!!」

「あった?てかなんか分厚いな...その本」


だって曲集だもん。しょうがないでしょ?」

そして、その本も俺が払った。

「曲...聞かせてくれよ?」

「えーー...どうしよっかなー」

「はぁ?聞かせろよー」

「いーよ!できるようになったらね!」

「ほんとかよー...ま、いつでも待ってるし♪」

「はははー...」
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