君に捧げる愛
それを聞いた俺は、ショックだった。
好きなのに、なんだか切なかった。
百合は彼氏いたなんて・・・
辛い思いしてきたなんて・・・
それに、なんだよ・・・そいつ・・・
百合を傷つけやがって・・・!!





「なんだよ・・・それ。
そいつ・・・百合を苦しめやがって!!」
俺は怒って壁をなぐった。
そんな俺を百合は恐れながら見てきた。
「あっ・・・ごめん・・・」
そりゃ恐れるよな・・・。
「いや・・・そんなに怒ってくれるなんて・・・」
百合は怒ってたのに恐れるんじゃなかった。
「え・・・?」
「あの・・・さ・・・翼・・・あたし・・・」
百合は顔を真っ赤に染めて何か言いたそうにしていた。
「なに?どうした?」
「実は・・・
なんかね・・・心の仲にあたしを優しく、大切にしてくれた人がいるんだ・・・
いつもあたしのこと見てくれててね・・・
まぁ・・・まだ前の彼氏のこと忘れられないけど・・・
その人のことが気になってるんだ・・・」
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