君に捧げる愛
「あたし・・・翼とじゃなきゃヤダもん!
当たり前じゃん!
あたしでよければ・・・」
顔を真っ赤にして、百合は俺を見つめながら言った。
今すぐ抱きしめてやりたいくらい可愛かった。




「百合に・・・渡したいものあるんだ・・・」
「ん・・・?あたしに・・・?」
俺はかばんの中から、小さな箱を取り出し、
箱からくまのぬいぐるみを出した。
そのぬいぐるみのくまが百合にそっくりだったから
買ったものだ。
それに、くまのもつハート型のところに、
“i love you”と書かれている。
それも俺からのメッセージだしな!




「はい・・・」
俺がそのぬいぐるみを渡したら、
百合は涙を流した。
「え・・・?」
「・・・ありがとう・・・」
百合が突然泣いたから、
どうしたらいいかわからなかった。
でも、嬉しかった。
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