君に捧げる愛
百合がくまのぬいぐるみを抱いていると、
百合はぬいぐるみのハートのチャックに気付いて指を突っ込んだ。
俺はその百合を見ていた。
何してるんだろう?




「ねぇ・・・これ・・・」
百合はあるものを取り出した。
掌にのせてあるのは・・・指輪だった。
「え・・・?」
「えっ・・・て・・・。翼じゃないの?」
「うん・・・」
俺じゃないよ?
それに指輪買うほどお金もってないし・・・。
じゃあ・・・何で?


「じゃあ・・・もしかしたらさ、
サンタさんの贈り物じゃないかな?」
百合は冗談っぽく言ったけど、
俺はそうかもしれない。と信じた。


「そうかもな・・・」
なんて笑いあった。
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