君に捧げる愛
「翼のばかっ!!何でそんな素っ気ないの?」
亜由美は俺の腕をとって抱きついてきた。
「別に・・・」
「まぁ・・・いいや!!
今日デートしよ!」
「いいよ」
「やったーー!!放課後待ってるね!」
亜由美はなんだか幸せそうだった。
俺はそんな楽しくない。
笑ったことはあるよ。
でも、今は心の底から笑えないんだ。
あの日からもう・・・笑えなくなってるんだよ。






「よかったじゃん!!デートのお誘いきてさ!!
俺も付き合いてーー!!」
「ばかっ!周りを見ろよ!」
悠紀は気付いてないのか?
周りの女子、めっちゃお前の事見てるって事。
どうしようもないやつだな・・・。
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