君に捧げる愛
俺はその日の放課後、
またいつものように亜由美と帰る。
でも、俺は言わなきゃいけないことがある。
俺は亜由美に別れを告げるんだ。
このままじゃ・・・どっちも幸せにはならないし、
もう俺は道がある。




帰り道、歩いていた足をとめた。
それに気付いた亜由美は
「どうしたの?」
と聞いてきた。
「あのさ・・・」
「ん??なんかあったの?」
「いや・・・違う・・・」
「なに?」
「・・・別れよう・・・」
「・・・え?今なんて・・・」
亜由美を見れない。
さっきまで楽しそうに話していた亜由美を
哀しくさせてしまった。
でも、そうでもしなきゃいけないんだ。
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