君に捧げる愛
「まぁ・・・いいわ・・・」
「どうした??」
俺は即、質問した。
はやく寝たいし・・・。



「さっきまで・・・誰かと会ってたよね?
美紀ちゃんと抱き合ってたよね?」
「・・・え・・・」
なんで知ってるの?
俺の後つけてたの?
「ねぇ・・・あたしのことちゃんと見てよ」
「ごめん・・・」
亜由美じゃないんだよ・・・
でも、もうそんなこと言えないよな・・・
傷つくよな・・・
「別れようなんて・・・言わないでね」
「あ・・・ぁ・・・」
俺は曖昧な答え方をした。
なんだか亜由美の声が冷たかった。
亜由美がそう言った後、
電話がすぐ切れた。
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