君に捧げる愛
俺らはデートが終わって、
亜由美を家まで送って帰った。
俺は1人、部屋まであの頃を思い出した。






「百合・・・」
また百合を思い出す。
これが日課になった。
あの日以来、俺のアルバムは閉じたまま。
中学校の頃は・・・
まるで幻かのように・・・
感じてるんだ。





本当はあの頃なんて・・・
存在しないんじゃないか?
そう思えるよ。



なぁ・・・百合・・・
俺はまだ、お前を想っているよ。
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