君に捧げる愛
「美紀・・・?今日は何の日だ?」
『今日はクリスマスだよ!』
「今日・・・ディズニーランド行く?」
『えっ・・・ディズニーランド!!』
子どものようにはしゃぐ声は電話ですぐ伝わる。





「だから~・・・美紀いるさいぞっ!」
仕方ないか・・・今日は幸せにしてやるよ。



「じゃ、また後でなっ!」
俺は待ち合わせの時間と場所を伝えて切った。







美紀・・・。
今はまだ百合と重ねてしまうけど・・・
でも、正面から向き合ってあげないと
美紀に対しても俺自身に対しても、
後々になって最悪なことになりかねないから。
< 62 / 159 >

この作品をシェア

pagetop