君に捧げる愛
「もう…いいよ…」
美紀は哀しそうで、今にも涙が出てきそうな目をしていた。
「そんなの関係ねぇよ」俺はそう言って、美紀を抱いた。



美紀が眠るまで優しく頭を撫でてあげた。過去に何があったかは知らない。話してくれるまで、俺は待つから。

そんな夜、俺は美紀の事を百合として見れなくなってきた。あんなに百合と思ってたのがどこかへ行ってしまったかのように、なんでかよくわからないけど、美紀はなんか不思議な気持ちにさせるんだ。この感情はよくわからないけど…。

そんな俺の気持ちはだんだん変わっていくなんて…。
< 70 / 159 >

この作品をシェア

pagetop