君に捧げる愛
「じゃ、一緒に願いしよっか」
「うん」
俺らは、5円玉を入れて願い事を心の中で唱えた。
“美紀とずっといられますように”
そして、隣にいる美紀を見ると、まだ目を閉じて願ってる。


長いな…。
なんて思いながら美紀を見てた。なんだか幼い子どもが一所懸命お願い事をしてるようで胸が締め付けられた。
< 76 / 159 >

この作品をシェア

pagetop