君に捧げる愛
川の音も冷たく吹く風の音も、
心地よかった。
すると・・・



「誰ですか?」
後ろから女性の声が聞こえてきた。
「・・・ん?」
後ろを向くと、
可愛い女の子だ。幼くて小さかった。
「あの・・・ここ・・・」
その女の子は何か言いたそうな感じで、
俺に話しかけてきた。
「ん?どうしたの?」
「ここ・・・はじめて来るんですか?
あたし・・・ここ・・・よく来るんです。」
突然聞いてきたのにびっくりした。
今日で2度目だ。





「いや・・・初めてだよ」
彼女の髪が風でなびいて、
俺が言った後に、ニコリと笑った。
その瞬間、俺は胸がドキッとした。
なんだろう?この気持ちは・・・。
まぁ・・・いいや・・・。
帰ろう・・・寒いし・・・。
< 9 / 159 >

この作品をシェア

pagetop