20せんちっ!
新しいクラスと…!?
(そろそろ時間だな…)
「そろそろ時間だから、教室行くぞ。」
「あっ、うん…。」
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お互い教室に向かいながら、瑞希と別れたあたしは自分の教室に入る。
(うわ…、やっぱり…。)
一歩はいって見渡すまでもなく見える、女の塊。
(アレ、絶対、篠山柑汰の机だな…。)
「はぁ、めんど…。」
と、思いながら、自分の席を黒板をみながら探す。
(どこかな~……………げっっ!?)
「最悪…。」
(篠山柑汰の後ろかよっ…!)
自分でも顔がひきつってるのがわかる。
隣よりかはましだけど…
(何で後ろなんだよ!
どうせなら、もっと遠くにしてもらいたかった!)
ひとり落ち込んでいると、
「ねーっ、君、山本陽歌ちゃんだよね?」
(わっ…か、かわゆい…。)
あたしに話しかけたのは、茶色のふわっふわの髪の毛で目がくりくりしてて正に…
(エンジェル…!)