20せんちっ!
「…ったく、陽歌は子供なんだから…。」
「瑞希の方がガキだっ!」
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「ただいまぁーっ!」
誰もいないはず…の家にあたしの声が響く。
(今日は珍しくクソ兄貴の靴がある。
仕事…のはずだよな…?)
靴を脱いで、リビングへ向かう。
(なーんかヤな予感がする…。)
そーっとリビングを覗くとそこには…テーブルを挟んで兄貴の反対側に綺麗な顔したおにーさんと…
(…篠山柑汰ーっ!?)
「な、なんでお前が此処に-っ!?」
「よォ、ブス。」
(…コ、コイツ…!)
「うるせェっ!
チビは黙ってろ!」
「お前、それは俺に喧嘩を売ったと認識していいのか!?」
「上等だァ!」