20せんちっ!
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必死で走ってきた結果…
「ハアッ…間に合っ、た…。」
「はるッ!
陽歌ぁーーーッ!」
校舎の方から、瑞希(ミズキ)が走ってくる。
「瑞希ぃー、こけんなよー…。」
「キャッ…!」
ドサッ!
早速コケたし…。
「ったく、鈍くさいやつだな…。」
「えへへ~♪
本当、私鈍くさいねー。」
制服の土を払いながら立ち上がる瑞希。
鼻に土付いてるし 笑
「鼻に土がついてんぞ。」
「えっ…! 嘘!?
てか、遅くて心配したんだよ!?」
払いながらそういう瑞希。
「あぁ、悪かった。 クソ兄貴が入学式来るっていってうるさくて…。」
「やっぱり、陽輝さん来るんだ?」
そう言えば…!
「瑞希、てめぇ兄貴に今日入学式って言いやがったな?」
「うん。 言ったよ?
別によくない?
陽輝さん、格好いいし…。」
「よくねぇッ!」
「そんなこと言ってー…ほんとは、大好きなくせにぃ~♪」
「…ーッ!
ちげぇし!」