ラバーズキス
その日から毎日アツシから電話がかかるようになった。話すことは他愛のないことばかりで、仕事のこと、大学のこと、テレビのこと、友達のこと。そのなかでアツシのことをどんどん知ることができた。
いつしかあたしは、アツシの電話を待つようになっていた。


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