月と太陽




お母さんがよく歌っている歌を
口ずさんで。
笑顔で陽を待っていると、
雷が、鳴った。



<ゴロゴロゴロ。。。。。>



そして。
遠くの方で光った。




<ガッシャーンッッ>




びっくりして、
泣き出しそうになった。


いくら。木の下だろーが。
ちゃんとした屋根がある訳もなく。
そりゃあ雨が激しくなれば
雨もあたる。
風がキツくなれば
手足が凍えてくる。




幼稚園も行っていないのに
たった一人で。
真っ暗が恐くない筈がないし。
それでいて嵐。




「怖い。。。けど」



怖くて寒くて
もし今帰っちゃったら、
私が帰った後、
陽がずっと待ち続けるかもしれない。




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