キミワタシ
eighth→話
筆をおいて初めてその空間の静けさに気付いた。
夢中になりすぎてて気付かなかったけど、いつのまにか静寂が包んでた美術室。
…………なんでこんなにシラけてんの?
「…アズサ…、すごいな…」
沈黙を破ったのはアイハラソウタ。
まだ囲まれたまま、顔だけ出して呟いてた。
「そう?」
そんなにすごくないと思うけど。
笑いかけたら彼の頭はすぐに引っ込んだ。
…ていうか、囲んでた2年の男子達に引っ張られた。
「おい……えっ………何……」
「は……うわっ…ちょ…」
「……う……よ!」
何か言ってるみたいだけど、ここからじゃ声が小さくて何言ってんのかよく分かんない。
ところどころ叫び声みたいなのは聞こえるけど。
夢中になりすぎてて気付かなかったけど、いつのまにか静寂が包んでた美術室。
…………なんでこんなにシラけてんの?
「…アズサ…、すごいな…」
沈黙を破ったのはアイハラソウタ。
まだ囲まれたまま、顔だけ出して呟いてた。
「そう?」
そんなにすごくないと思うけど。
笑いかけたら彼の頭はすぐに引っ込んだ。
…ていうか、囲んでた2年の男子達に引っ張られた。
「おい……えっ………何……」
「は……うわっ…ちょ…」
「……う……よ!」
何か言ってるみたいだけど、ここからじゃ声が小さくて何言ってんのかよく分かんない。
ところどころ叫び声みたいなのは聞こえるけど。