蒼い季節
「お疲れ様。はい、ジュース。」


「ありがとう。お母さん。」


私はお母さんから大好きな炭酸飲料水をもらった。


お母さんバリバリのキャリアウーマン。


もちろん仕事で家にいる時間はほとんどない。


でも、そんなお母さんを誇りに思っていた。


シングルマザーで私をここまで育ててくれたのだから。



「リンに迷惑かけないようにね。」


「分かってるって。」





車のラジオからは夏の定番の曲が流れている。
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