パパは同級生
「さっきも言ったように親としてはの話だ!いくつになっても男と女だ!恋をしていたいものさ!なぁ」

そう言って隣の若妻を見て言った。

「はぁ?どういう意味ですか?」

「親としては、反対だが人間として歳の差は関係なく人を愛してしまうのは止めることはできませんから」

「親父許してくれるのか?」

啓太は興奮している。

「ただし、結婚は高校卒業してからだ!それに大学もちゃんと行ってもらって、俺の後を継いでもらう。」

「わかったよ!そうする。僕コーヒー煎れてくる」

そう言ってキッチンへ向かった。啓太が席を外すと……

父親が啓太に聞こえないように彩に言った。

「やっぱり男も女も若いのに限りますなぁ〜私とこいつは、三十歳違いますから。夜が楽しみで……」

「もう!」

そう言って隣で若妻は頬を染めた。

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