パパは同級生
彩はちょっとよろめいた。
慌てて啓太が手を貸す。

「ごめんなさい。大丈夫よ!」

そう言うと千鳥足でレジの方へ向かって歩きだした。それでも、清算を無事に済ますと二人は店の外に出た。

「すみません!お礼するつもりがご馳走になってしまって」

啓太はそう言うと真っすぐ歩けない彩に肩を貸した。

啓太は憧れの人の体に触れて満足していた。このまま酔っていてくれないかな〜と内心思った。

それにしても思わぬ展開に啓太は、これからどうしたらいいか悩んでいた。

これがスケベな大人の男だったらラッキーとラブホテル直行パターンなのだが?

 啓太はしょうがない、自分の部屋で酔いを冷まして帰ってもらおうと…自分の部屋へ歩きだした。

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