パパは同級生
啓太の顔が自分の目の前にあるのに気付くと慌てて起き上がった。

啓太も慌てて

「すみません…すみません」

と何度も顔を真っ赤にして謝った。

彩は、その啓太の顔を見て初めて愛しいと思った。

そして啓太の顔を引き寄せて唇を重ねた。

啓太は、頭の中が真っ白になって夢の中状態だった。

彩は、遊び心で舌を入れてみた。

さすがに啓太は、びっくりしたが、男の本能なのか舌を絡めてきた。

二人は二十歳以上も歳の離れた警官と高校生であることを忘れ何度も唇を重ねた。

彩は女自身が湿気を帯びていくのを感じた。そして女の扉を開けてしまった自分に気づいたが、自分から啓太の手を自分の乳房へと導いてしまった。

啓太は、全てが初めてのことで何をどうしたらいいのか戸惑っていた。
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