パパは同級生
啓太は、どうしていいかわからず、彩のするがままにした。

しかし、耐えられずすぐに啓太は、彩の中に放ってしまった。

啓太は彩の身体の上で息をはずませながらしばらく、女の身体を知った喜びに酔いしれて動けないでいた。
そして彩が啓太にまた、唇をかさねた。

「けいちゃん!ごめんなさい」

彩は我に返り本能のままに若い男に抱かれた自分を戒めた。

「どうして謝るの?」

啓太は不服そうに彩に尋ねた。

「あのねぇけいちゃん、私とけいちゃんは、こういう関係になってはいけないのよ」

と彩が言うと、

「どうして?」

啓太は不思議そうに聞き返す。

「私は、警官だし、高校生のけいちゃんを愛することは、できないのよ」

と淋しそうに応える。


< 33 / 106 >

この作品をシェア

pagetop