パパは同級生
鑑識達が現場検証に忙しそうに動き回る。

「発見者です。」

そう言って一人の若い男が連れられてきた。

その顔を見て彩はドキッとした?どこかで見覚えのある顔?

相手も彩の顔を見て目を反らした。

それは、一昨日、啓太を襲っていた不良グループのリーダーだった。

「知り合いですか?」

と竹下刑事が尋ねる

「まぁ知り合いと言えば知り合いかな? まぁ今は、愛のキューピットかな?」

確かに、この男がいたから啓太に巡り逢えたのは確かだか…

「はぁ?」

竹下刑事は、意味不明の彩の発言に頭を傾けている。

「その子にも署で話し聞きたいから」

そう言って殺人現場を検証始めた。

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