パパは同級生
「うそ〜マジ?」

さすがの知沙も驚いた。

「知沙!どうしたらいいと思う?」

「校長に直々に確かめてみる?」

知沙はそういう性格である。

「そんなこと聞ける訳ないでしょう?うちの母と浮気してますか?ってきけないでしょう」

「それは、そうだね!」

知沙が納得していると……

「そこで知沙にお願いがあるんだけど?」

知沙は、嫌な予感がした。

「校長を尾行して欲しいのよ?」

「えぇ?私が?」

「知沙!一生のお願い!」

親友の麻由の為だと思うと断れなかった。

教室に帰り、大変なことを引き受けちゃったな〜と席に着いた。

一人じゃ心細いな〜

と周囲を見渡した。そこに啓太の姿を発見した。

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