パパは同級生
放課後、知沙はある事情があって校長を尾行しなければならないことを啓太に話た。

「一回こんな刑事みたいなことやってみたかったんだ」

と以外と啓太は乗り気だ。

職員の出入口の見える校舎の影から二人は校長が出てくるのを待った。

暗くなりほとんどの教職員が帰ったが校長は帰る気配がない?

「ちょっと校長室見て来ようか?」

そう言って二人は校長室の隣の部屋に侵入した。

まだ、校長室の電気は、点いている。しかも誰かと話をしている。

「誰にも話してないなぁ?」

と校長の声

「はい!」

とその声は担任の佐藤だった。

校長と教師の会話とは思えない。

そして校長は帰り支度を始めた。

二人は慌てて外に出た。

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