パパは同級生
校長が出て来ると、二人は尾行を始めた。帰宅するなら駅の方向に迎うはずである。

校長は確かに駅の方向に歩き出した。

「このまま帰るよねぇ?」

知沙はそう言って二人は後をつけた。

ところが、駅の近くの公園の中に入っていった。
知沙と啓太は気付かれないように木の影から校長を監視した。

そこには、四十代かと思われる綺麗な女性が立っていた。

校長とその女性は、しばらく立ち話をしていたが、声は聞き取れない。

そして、二人は歩き出した。公園から出た二人は、ラブホテルへと消えた。

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