パパは同級生
その日、校長は学校の門を出ると駅に向かい電車に乗った。知沙と啓太も校長に感付かれないように電車に乗った。

「今日は真っすぐ帰宅かな?」

知沙がつまらなそうに言った。

「あの歳で毎日ラブホってわけにもいかないだろう?でも、校長は何かあるね?」

啓太は昨日と今日の校長室での会話を思い出し色々推理していた。

そして、校長が三つめの駅で降りた。

「自宅までつける?」

啓太が知沙に聞いてみた。

「もちろん!校長の家を知っておきたたいのよ」

そう言って二人は、また校長を尾行した。

駅から歩いて10分ぐらいのところに校長の家はあった。         

「高校の校長って儲かるんだね?」

校長の大邸宅を見て知沙がつぶやいた。

「この校長は特別だよ?」

「今日のところはひきあげるとするか!」

啓太と知沙はまた電車に乗って帰ることにした。
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