パパは同級生
しばらくして密室のドアが開いた。

「気がついたようだね?」

「ここはどこなの?」

知沙は一応聞いてみた。

「海に沈んでもらう前に教えてあげよう!ここは私の家の地下室さ!私も教育者として学校で我が校の生徒の命を奪うのは気がひけてね!ハハハ…」

「あんた狂ってる!頭おかしいんじゃないの?」

「なんとでも言うがいいさぁ もうしばらくしたら喋れなくなるんだから」

「あんた校長でしょう?よくそんなことできるはね?」

「最後にいいことを教えてやろう。私が本当に校長だと思うかい?」

「どういうこと?」

「それから先は自分で考えてくれよ!じゃもうしばく辛抱してくれ!今夜はもう一人来客があるんでなぁ」

校長はそう言って部屋から出て行った。
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