パパは同級生
「はい!何?」

彩は不機嫌に携帯に出た。

「すみません!変な時間に電話を入れまして…」

竹下がすまなそうに話し出した。

「そう思うならかけるなよ!」

また、彩が不機嫌に言った。

「それが校長の様子が変なんです。」

「どういうこと?」

「校長の自宅に張り込んでいるんですが、今夜は車で帰宅しましてね?」

「それがどうしたのよ?車で帰ると逮捕できるの?」

「それが変なんですよ!車から大きな荷物を降ろしましてね?重そうに家の中に運び入れました。それがどうも気になりまして…その後40代の女性かと思われる女性が尋ねて来ました。」

「わかったわ!もうしばらく張り込み頼よ!明日朝、代わりの者をやるから!それから知沙が行方不明なのよ!」

「お嬢様がですか?それは一大事ですね?捜索願いを出したほうがいいんじゃないですか?」

「明日の朝まで帰ってこなかったらそうするわ!」
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