パパは同級生
「何を馬鹿なこと言ってるの?

「真剣です。」

「わかったわ今から行くから」

それを横で聞いていた竹下が言った。

「今日は青少年育成活動ですか?」

と竹下がニタついている。
彩は無視して

「私、先に帰るから」

そう言って署を後にした。
言葉と裏腹に啓太に会える喜びで胸がいっぱいだった。知沙の携帯に遅くなることを告げ足速に啓太の部屋へと向かった。

部屋へ着きチャイムを鳴らすと啓太がすぐ出てきた。

「けいちゃん、久しぶり!」

「いらっしゃい!」

啓太は微笑んで応えた。

「夕ご飯準備してたんだ、彩さんの為に」

彩は驚いた。

「けいちゃん料理できるの?」

「もちろん!一人暮らしだもん。毎日外食は飽きるし、もうすぐ終わるからそこに座ってて」

そう言ってテーブルに皿を並べている。

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