パパは同級生
啓太と知沙は、デパートのジュエリー売場にきていた。

「いいな〜誰か私にもプレゼントくれないかな〜?」

啓太が贈るプレゼント選びを忘れガラスケースの中に見入る。

「山口だったら、どれを貰った嬉しい?」

「これ!」

そう言ってガラスケースの中を指差した。そこには、1200000円と書いた指輪が陳列してあった。

「山口!」

啓太が怒りだした。

「冗談たよ!これなんかどう?」

そこにはさっきの指輪より二桁違うピアスがあった。

「あのねぇ山本…彼女が喜ぶのは、たぶん?プレゼントの物の値段じゃなくて、気持ちだよ!こんな安物いらないとか言う彼女なら別れてしまいなよ」

啓太は、知沙を連れて来てよかったと思った。
結局そのピアスに決めてた。
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