パパは同級生
彩は知沙と啓太のいる席を探し当てると、そこへ向かって歩き出した。もちろん竹下も続いた。

テーブルの前に着くと

「二人とも待った?」

彩がそう言うと二人供、きつねにつままれたような顔をしている?

「どうしたの二人供?」

そして二人とも大笑いを始めた。

彩は、意味がわからない。

「どうしたの?二人供?やっぱり歳が一緒だと馴染むのが早いわね?」

そう言って啓太の隣に座った。まだ、二人は、笑い転げている。

「知沙の彼氏がまだ、来てないみたいだね?」

彩がそう言うと竹下が知沙の横に座った。

「竹下!なんでここに座るのよ?」

まだ理解できていない。

知沙と啓太は、まだ笑いが止まらず腹を抱えた。

「何がそんなにおかしいのよ!」

彩が怒り出した。

「ちょっと待って!今説明するから!」

知沙は、そう言っても笑いが止まらない。竹下は、最近の若い人はよく笑うんだと感心していた。
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