【続】私の旦那様はエリート社長?!
「梢、居るのか?」


奏多がリビングに入ってきた。




「……おかえり」


私は涙を拭い、奏多の方に振り返った。




「……梢?泣いてるのか?」


奏多は私の目の前まで来ると、そう言って私の顔を覗き込んだ。




「……なに言ってんの。泣いてないよ」


必死で笑顔を作る。
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