【続】私の旦那様はエリート社長?!
「……ヒックッ」


自然と涙が出て来る。




「フッ……かなっ、た」

気付いたら、ケータイを開いて奏多の番号を押していた。




プルルルルップルルルルッ。


呼び出し音が鳴り響く。



「留守番電話に繋ぎます……」


けれど……やっぱり電話には電話に出なくて、ただ寂しさだけが込み上げて来る。
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