【続】私の旦那様はエリート社長?!
「……一つだけ言っとくな」


「え?」


「確かに詩織とは付き合ってた。けど、結婚の約束なんかしてねーよ」


「……え?じゃあ……」

「それはアイツの作り話だ。信じなくていい」




奏多はそう言うと、私の頭を優しく撫でた。


……それはまるで、泣いている子どもをあやすかのように、優しく―――
< 335 / 971 >

この作品をシェア

pagetop