【続】私の旦那様はエリート社長?!
「……梢?」


ソファーに座ってボーッとしていたら、奏多に話し掛けられた。




「……奏多」


私は涙を拭った。




「大丈夫か?」


奏多は私の隣りに座った。




「……うん」


喋る気力もなくて、私はただ頷くしかなかった。




「……親父さん、まだ目ぇ覚まさないのか?」
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