【続】私の旦那様はエリート社長?!
奏多が私を見つめる。




「……うん」


思わず顔を伏せた。




「なんで……」


奏多が頭を掻いた。




「……分かんない」


「とりあえず……病院に行こう」


「……やだっ」


「え?」


「病院なんて……行きたくない」




行ったら、お父さんが死んだってことを認めることになるから。
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