【続】私の旦那様はエリート社長?!
「……ごめんな、梢」


俺は……ある一つの決断を迫られていた。




でもそれは、あまりにも決断しがたい決断だった。


どれだけ考えても、選択肢は二つしかない。




あの時の会長の言葉が、つい頭をよぎってしまう。


"あの子を幸せに出来ないと思うのなら……離婚しなさい"




「……くそっ」
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