【続】私の旦那様はエリート社長?!
「え?」


私は奏多に視線を向けた。




「梢の親父さんから頼まれたから。……娘と結婚して欲しいって」


奏多の目は、少しだけ真剣になっていた。




「……お父さん、が?」


なんで?なんでお父さんが?




「ああ。その時に初めて知ったんだ。……梢が本当の娘じゃないってことと、親父さんが"ガン"だってこと」
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