【続】私の旦那様はエリート社長?!
「……そうだな」


……そう呟いた奏多の体は、少しだけ震えていた。




「奏多……私、ちゃんといい奥さんになれるように頑張る。……だから、ずっと私の側に居て」


もう、奏多と離れたくないの。




「梢……」


抱き付く力が、少しだけ弱まった。




「お願い……もうこれ以上、私に寂しい思いさせないで」
< 739 / 971 >

この作品をシェア

pagetop