【続】私の旦那様はエリート社長?!
紫音君は、心配そうに私を見つめていた。




「……ウソッ。梢が?……梢が、桐島奏多の奥さん?」


「ちょっと、冗談でしょ?……なんかの間違いでしょ?」


「……間違いなんかじゃない。私と奏多は、正真正銘"夫婦"だよ。……それに、夫婦だって証拠もちゃんとここにある」




私はそう言うと、カバンの内ポケットから指輪を取り出した。
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