【続】私の旦那様はエリート社長?!
「ヒックッ……紫音君……」


私は廊下に座り込んだ。




「でも、梢は決してお前らを裏切った訳じゃない。結婚してることを隠してたことって、そんなに大事なことなのか?違うだろ。……大切なのは、そんなことじゃない。もっと他にあるだろ」


初めて……紫音君がこんなに怒ってる所を目の前で見た。




「お前らが梢の立場だったら結局、お前らは逃げるだろ」
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