【続】私の旦那様はエリート社長?!
「ヒックッ……紫音く……もう、いい」


私は泣きながら呟いた。




「よくねーよ。……梢はな、もし結婚してることがバレた時、お前らがそこから離れてくのがイヤだったんだよ。だから、俺と付き合ってるフリをしてまで隠し通してきたんだよ」


紫音君の低くて怒りのこもった声に、私はもちろんみんなも声が出なかった。




「……グスッ」
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