【続】私の旦那様はエリート社長?!
その気持ちが多きすぎて、どんどんこの手を離したくなくなってしまう。


……紫音君も失ってしまうような気がするから。




「大丈夫。俺はここに居るし、どこにも行かないから」


そう言った紫音君の声は、すごく震えていた。




「ヒックッ……怖いよぉ……」


私は紫音君の制服の袖をギュッと掴んだ。




「大丈夫。俺が居るから」
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