【続】私の旦那様はエリート社長?!
「喋らなくていい。……ムリして喋らなくていいから」


紫音君は私を抱き締めた。




「グスッ……わ、私……」


言いたいことはたくさんあるのに、そこから先の言葉が出てこない。




「……いいから。ムリして喋らなくていい。だから落ち着け」


紫音君はそう言って私をギュッと抱き締めた。




「グスッ……うん」
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